あの夏を忘れない!

kasumi-maki2008-08-10

「1945−あの夏を忘れない」と題して朗読会があった。8月になると終戦や原爆のことが語り伝えられる。
この内容もヒロシマナガサキの原爆のことを参考文献として朗読した。
「この子たちを残して」長井隆、「原爆詩集」峠三吉、「この子たちの夏」地人会の文章を朗読していた。
「熱い!」「熱い!」「水をくれ!」「水をくれ!」被爆した人々の叫びが朗々と読まれた。
涙を押し隠し、聴く。忘れてはならないその記憶、もう伝える人々はだんだんと少なくなってきた。
一昨日はTVで83歳になる婦人が腹話術で、被爆体験を語っていた。兄と自分だけが焼け跡に残された。母と父は死んだ。その死体を川原で焼いた記憶。またある男性は死体がゴロゴロしているところを踏みつけながら逃げた記憶。
いずれも誰にも話したくないことだった。だが、今となっては「話しておかなければ・・」と思うようになったと言う。
本当に無残。地獄。戦争の悲惨さを実際に体験した人でなければ分かりはしない苦しみだ。私たちは幸い、何も知らずに生きている。
8月がくるとこのようなイベントで知らされる。日本人だけが体験したこの世の地獄を伝えてくれてありがとう!
朗読会の皆さんの朗読は熱のこもった聞きやすいものだった。
平和のすばらしさを再確認すると時でもあった。