スイッチONにしよう!

村上和雄氏、DNA解明の世界的権威・筑波大学名誉教授。最先端の遺伝子工学の研究から、「感性と遺伝子は繋がっている」ことを究明。想像をはるかに超える人間の持つ偉大な可能性を開花させる「眠れる遺伝子の目覚めさせ方・考え方」を解き明かす。科学に身を置きながら、哲学、宗教、宇宙観をも包み込む独自の世界観を展開している。著書に「生命の暗号」「人生の暗号」「サムシング・グレート」「遺伝子は語る」「幸福の暗号」「未知からのコンタクト」他多数。その内容の一端が紹介されていた。
 つまり人間の持つ潜在能力はとてつもなく大きい。遺伝子の機能は、電灯のスイッチのように、点けたり消したり(on/off)できる。人生をよりよく生きるためには、良い遺伝子(例えば元気が出たり、素肌がつやつやしたり)をスイッチonにし、悪い遺伝子(例えば誰もが持つ発ガン遺伝子)をスイッチoffにしたいものである。スイッチon/offには、その人の生き方が大きく影響している。キーワードは、「遺伝子ONの生き方」。「人間は誰でも自分の中に、ものすごい力を発揮できる素晴らしい遺伝子を持っている。それが今はたとえ眠っていたとしても、その遺伝子のスイッチをONにすることができれば、どんなことだってできる」。問題は、その遺伝子のスイッチをどうすればONにできるか?ということであろう。出来れば、遺伝子のスイッチをONにして生きたいものである。