気の利いたヘルパーさん

テレビによるとインドネシア人が介護士として研修を終え各地へ派遣されたニュースが伝えられた。男性は「言葉の問題が心配です。」というと女性は「大丈夫です」という強さだ。彼らは4年間のうちに「国家試験」に合格しなければ帰国しなければならないという条件付だそうだ。
 そういえば、月曜日に私がケアハウスにいるKさんを訪ねた時のことだった。
 施設長さんはKさんのお部屋に行くよう言ってくれたが、丁度コーラスのボランティアが帰るところでKさんに出会った。すると彼女は会談のところで、私と話し始めた。私も彼女のお部屋には行かずにそこで用件を話していた。すると発泡スチロールを3個持ったヘルパーさんが通った。彼女の顔から外国人と悟った。その人が「そこは寒いから、あちらで話したら」と食堂へ案内してくれた。少しだけそこでお話した。私はKさんと一緒に食べようと思って持っていったもの、飲み物などはそこでは食べずにKさんへ渡して辞去した。日本人スタッフよりもその外国人のヘルパーさんの方がはるかに気が利いていた。
親切だった。今思うと彼女の様子はフイリピンではないと思った。もしかしたら彼女もインドネシア人だったのかもしれない。