8月の思いー平和への願いー

終戦記念日というか「戦争」が終わって64年が過ぎた。
やっと今、何も語らなかった生き証人が少し重い口を開いてきた。
テレビがそんな生の声を映しだしている。
元軍人のあるお年寄りは、お祝いの席には決して出なかった。
楽しい温泉旅行を勧めても、決して行かなかった。
その理由はと聞かれ、「あれだけ皆に死ぬことだけを勧めてきたのだから。。
自分が遊んではいけない。」と心にかたく誓ったのだという。
そして、最後に「戦争だけは決してしてはいけません」と締めくくった。
この方はこのTV収録後数年たって、87歳で他界されたという。
今忘れ去られようとしている、戦争の悲惨さ、誰かが伝えなければ、歴史が風化してしまう。
だからこそ今、少しずつだが、真実を語り、後世へ伝え続けてほしい。
世界平和ために!!
今日「硫黄島からの手紙」が放映された。
兵士たちには「生きて再び祖国の地を踏めぬと覚悟せよ」と上官からの言葉
そして敵に攻められどうしようもなくなったとき「陛下の皇軍である。いさぎよい死に方である。
靖国の英霊となろう。靖国で会おう。天皇陛下万歳!」と行って自決し、
朽ち果てた兵士たちであった。
一方、アメリカに滞在したことある、上官(栗林)の考えは、朽ち果てる前に、
互いに兵力つきた隊が力を合わせて生きて戦うことを選んだ。
お国のためといえども、無駄死にはしない」という方針だった。しかも、
敵の捕虜には手厚く「手当をする」ことを惜しまなかった。
アメリカ軍の捕虜が持っていた母親の手紙もまた「生きて帰えれ」と書かれていた。
これは主人公となった兵士の思いと同じだった。
 ◇生き証人の人々は「生きて帰ってきたことは、一緒に戦い朽ち果てた仲間に対して申し訳ないことをした」という思いでいっぱいだと口々に語っていたのが印象的だった。