弔意の表し方

先日、教会の元長老さんから電話で、18年前に北海道の遠軽町に帰えられたご夫婦の
奥様が今年7月末に93歳で天寿を全うされたと知らされました。
ご主人は数年前に亡くならられており、ご子息からのいわゆる「喪中はがき」に当たるおはかきが届いたので、知らされました。87歳の友人が一緒にお花を送りたいと言ってきたので、早速、手配。土曜日に私の手紙とお花が無事に届けられた。ご子息からお礼のお電話で「もう20年も前の事ですから」とおっしゃられました。大変お世話になりました。天の国でご夫婦ともに安らかに眠っておいでと拝察申し上げます。

◇さて、最近、ご近所で不幸がありました。69歳のご主人が癌を患って他界されたとのことです。残された奥様は「人に知らせたくない」と知った人には口止めをしていたようです。しかし、地域の自治班長さんも「どうしたものか」とお問合せされたようです。その時。公表するのはできれば1か月後にしてと言われたそうです。でも、班長さん「1か月もたったらお正月になってしまうから」とご本人に7日が立ったので、皆さんにお話ししても良いかしら?」と。何とか了解を取り付けたそうです。ご本人様は亡き夫を知らない人から、お悔やみをいただきたくない。というお気持ちとの事でした。自治会の3班の7班は一緒にゴミステーション管理などをしており不幸時の取り決め事(20年前に決めたもの)があります。それに従って各家から香典料をわずかばかり、集金いたし、2班合同でお届けしてもらいました。私の班の班長さんはお帰りが遅く、またこの班の取り決めなどまだ周知されておられない方なので、私が積極的にお手伝いさせていただきました。
全世帯の皆さんから「子供がお世話になった」「おはようのおじさん」などと逝去されたご本人様を悼む声がありました。奥様は皆さんがご主人様の事を知らないと思っておられたようですが、実は彼が「学童保育」をしたり、最近では登下校の道で黄色い旗を持って児童の安全な歩行を見守っておられたので、全世帯が彼を認識しておられました。
集金にたまたま土曜日16時〜17時でしたが、班長さん以外は全世帯が在宅で対応してくださりスムーズに集金が出来ました。今、地域の人間関係が希薄になっていますが、「ゴミ」の事だけでなくやはり、こんなことも大切なことなのかな?と思った次第です。
人の生き死にや、ご近所の動向が何もわからずにいるよりは良いのではないかと・・。