90歳で輝く婦人<絵本作家ターシャ.・テューダ>

kasumi-maki2006-05-06

最近「ガーデニング」という言葉が耳に入る。多くの人たちが、家の庭を利用してガーデニングなるものを楽しむ雰囲気がわが国でも増加している。そのせいか、NHKテレビで90歳になる絵本作家*ターシャ・テューダが紹介されていた。私は彼女の存在をその番組ではじめて知った。1915年生まれ、アメリアで、最も愛されている絵本作家。90歳を過ぎた今も創作を続けている。ニューイングランドの山の中で、自然と動物達に囲まれた生活をしている。ガーデニングをし、朝日と共に起き、自然と共に歩む。一人りりしい気品あふれる暮らしぶり。多くの共感を呼んでいる人である。「天が下のすべてのことには季節があり、すべての業には時がある。」(旧約聖書・伝道の書3章1節)この言葉がターシャの絵本「輝きの季節」に載せられている。春から夏に、庭仕事に精を出し、秋にはりんごを収穫し、冬に備えてジャムをモモ・ラズベリィーなどで作る。クリスマスには、クッキーを焼き、リースを作る。最近では長男が近隣に住んでいる。ほとんどのことは自分で行っている。先日友人を久しぶりに訪ねた。一人暮らしの1日の始まりは、玄関の鉢植えの花を9個も外へ出すことだった。庭には小さな采園。レタス、えんどう豆、香辛料のタイムの葉等、ちょっとサラダに添える。彼女にターシャ・テューダのことを話そうとしたら、彼女は大きな本を出してきた!えっ!そう。ターシャ・テューダの本。やっぱり。「あなたって、まるでターシャのようね」素敵!拍手!私には「憧れ」であって、とぉ〜い世界。ちょっぴりうらやましい。なんたって私には出来ないこと。彼女の静かな平安さがここから来ているのかと思った瞬間だった。