癌で逝く

kasumi-maki2006-05-30

今日の新聞によると、つい先ごろまでテレビ、ラジオから声が流れていた「米原万理」さんが56歳の若さで卵巣癌のため死去した。
米原万理はロシア語の同時通訳者かつエッセイストである。
岡田真澄」氏が食道癌で70歳で死去した。どちらもすこし早すぎる「死」と感じた。人の命のはかなさ、どちらも精一杯その人生を送ったに違いない。
更にもうひとり、映画「楢山節考」などで知られる、「今村昌平」監督がやはり本日79歳で死去された。大腸癌から肝臓への転移の、「転移性肝腫瘍」であった。多くの有名な映画で人々に感動を与えた。ご冥福を祈る。また、世間に目をやれば、死なない病で病院のベッドにいる人々のなんと多い事か。長寿国日本の現実。喜ばしきか、憂うべきか?その人々の散り際もまたその人の人生が映し出されているように思える。これらの人たちは、生きてきたように、散って逝ったのであろう。