「死の瞬間」から その3

kasumi-maki2007-01-30

人間は自分自身に対して防柵をきずく。 タゴール
『迷える小鳥』79節
第1段階  否認と孤立
自分の病を受け入れたくない、特に「死」を。患者は否認する。時には、患者の否認を理解できない人々の前では「元気をよそおう」ことまである。『病院の人間は、医師、看護婦、ソーシャルワーカー、牧師、だれであろうと、こういう患者を避けてしまうことで、自分たちが何を失っているかよく分かっていない。人間の行動や、こういった危機に対応するために人が利用しなくてはならない適応や自己防衛に興味をもったなら、病院こそそれを学べる格好の場所なのだ』『患者は、話す用意ができると、心を開き、ときには言葉で、ときには言葉によらない方法で、たとえばちょっとした身振りで、自分たちの孤独を伝えてくるだろう。』
 私自身、今、自己防衛が身を硬くさせている。
願わくは、「どんなことをも、無条件で、受け入れられる、聞かれる、そんな場所・人が与えられるように!」かたくなな人間が「心を開く」ことが可能とするために。」