職業に貴賤はない!

kasumi-maki2007-05-24

比較的、普通に生きている親は、子供がしている職業(この場合はアルバイト)をどのようにとらえているだろうか?たとえば両親が公務員の父、元一般会社員だったりした母がいるとする。息子がたまたま大学最終学年で単位が足りなくて、卒業が延びてしまっている。そのことだけで、息子をマイナスイメージで見てしまっていないだろうか?アルバイト先がイタリアンレストランだった。そのお店で働く息子の姿を、母親が店先から眺めてみた。「あんなことしている・・水商売を・・」と口ずさんだ。だが、友人とお店に入って昼食の席に着いた。メニューを注文した。この職種は「水商売」ではなく歴としたサービス業である。お客様に水を運んできたり、フォーク・ナイフ・スプーンをそろえて行く。果ては、同僚か上司か、みんな彼の母親であることを認識して、丁寧なご挨拶をしていく姿があった。そしてそのお店の特別メニュー(賞を戴いたもの)を1プレートサービスしてくださった。新聞紙上を毎日怖ろしいような事件などでにぎわせている現在。なんという暖かな人々に囲まれてアルバイトをしているのだろう。母親もキット彼を見直したに違いないと思う。現在は学生であり、職業というほどではなくアルバイトであり、それが最終的な職業になるかならないかはさだかではないが、今現在の彼の姿を、両親はしっかり受け止めてこそ、家庭が明るくなるに違いない。離れて暮らす息子さんの姿を見て安心したことでしょう。私的には、そんな若者を遠くから見せてもらい、その結果、彼にエールを送る。両親ほど、自分たちの価値観でしか子供を見ていないと言うことではないだろうか??