美味しい「水」って

kasumi-maki2007-09-29

私達人間、いや動植物あらゆる生き物にとって、無くてはならぬもの、それは「水」です。
私達は幼い時、井戸、やポンプから水を汲んで生活していました。当時は井戸等ある場所まで「水を汲みに」行っていました。それがいつ頃からか、自宅に上水道管が入り、水を汲みに行くことも無くなりました。そして、水はまるでいつでもどこでも手に入るものとなって来ています。ところが最近になって、上水道の水は「味が悪い、カルキ臭い?」と飲まない人が増えてきました。
 我が家でも例外ではなく、夫がお茶を飲んでいる時「これ、水道の水だろう」と一言。「あっ、しまった!そう、ごめんなさい!」と謝り、入れ替える。どんな水と入れ替えるか?って。結局今は2Lのペットボトル入りのものを購入しているのでそれと入れ替える。それにしても、飲み水にうるさくなったのは果たしていつ頃からか・・チョット忘れてしまったが、結構前には、水を浄水しているところへ夫が買いに行っていたことがあったし、その次は水道に浄水器をつけて使用していた時期もあった。しかし、浄水器も万能ではなく、いつしか中にカビなど、色々して、結局は止めになった。そして最近は、通販で買った、「脱塩素スティック」を入れて水道水に含まれる塩素を還元して、「美味しい水」を作るという。更に、ある石を入れておき、宝石から放射される「育成光線」というものが血液をサラサラにする「還元イオンウォーター」を作る等というものを使っている。山梨県の昇仙峡で買ったトルマリンに関する石などをも入れている。そして、最近ではよくスーパーなどで、ある光景を見かけます。それは容器を買い、ただの水?を汲んで行く人々の列です。
そうこだわりたく無い私は、いたって普通に水道水を使っています。
そう言えば、ちょっと感覚が違う経験をしたことがあった。数年前、パリ北駅からロンドンへの高速電車「ユーロスター」に乗った時、シンプルな車内の売店でのこと。2〜3人の人が立ったまま飲食をしていましたが私は食べたいものも、飲みたい飲み物もなかったので、薬を飲むために「水」を頼みました。「How much?」と聞いてみると以外にも「No charge」という言葉が返ってきた時のことをふと思い出します。ヨーロッパ旅行中は水も有料が当たり前の地域でしたから、水はペットボトルで買って持ち歩いていたので・・何だか「得をしたような気分」になったことを・・。その時は知らぬ間に、「水は有料」の感覚が身についてしまっていたからでしょう。しかし、いったん自分の国、日本に帰れば、水はやはり家の水道から普通に使う習慣がついています。