最先端、遠隔医療が始まっている!

kasumi-maki2008-02-12

ほんのさわりしか見られなかったが、昨日テレビ「ガイヤの夜明け」の番組で、北海道の過疎地から、遠く離れた大学病院がブロードバンド回線をつなぎ、ネットワークを結び、全国に先駆けて遠隔医療に取り組んでいる事例が報道されていた。患者は女性、糖尿病が原因で目がほとんど見えなくなった。病気が見つかった時、もう少しで失明してしまう危険な状態だった。女性が住む稚内にはその病気を治療できる専門医がいないので、治療を受けるためには、旭川か札幌の大学病院に通わなければならない。稚内から一番近い旭川の大学病院までは、バスで5時間ほどかかる。そこで旭川医大で手術、その後は、稚内市から250キロ離れた旭川医科大学病院の専門医がテレビ画面に映る女性を診断する。「前より良くなっていますよ」とテレビ画面の主治医が伝えている。なんとありがたい話だろう。また、今後ロボットが遠隔操作で手術をする方法も既にロボットを使って、遠く離れた場所にいる患者を手術しようという研究も始まっている。東京大学の光石衛教授は、遠隔手術ロボットを開発した。執刀医が操縦かんを操作する。九州地方の大学で鋭意研究中であるという。岩手県遠野市では産科の医師不足で矢張り遠隔地の「ねっと・ゆりかご」と呼ばれる新しい助産院をオープンして、盛岡や釜石など産科医がいる9つの病院と連携し、妊婦の遠隔健診を行い、無事に出産にこぎつけている事例が報道された。進みゆくPCの遠隔地との回線は本当に大切な「命」をも生み出す事へ使われ始めていることに深い敬意と嬉しさを覚えた!