嘘も方便

kasumi-maki2008-05-12

昨日は母の日。それなのに・・何も出来なかった。心苦しく思いながら母のところへいくと、そこに穏やかな母が居た。商業戦線に無関係な山里で普通に暮らしている。ありがたいこと!
「おまえ、アイロン掛けてきたのかい?」という母に私は「そうよ」と言って手渡したのは紙のマスク。紙のマスク洗えるはずがない。だけど今は母に機転の効いた嘘で答える。先日「これ洗ってきて」と手渡されたのは今流行りの紙のマスク。母は自分が私にマスクを洗うように言って手渡したことはしっかり覚えていた!持って行ったお菓子、オレンジを一緒に食べる。「そのジャケットはどこで買ったの?」その「ごまたま」をどこで買ったかと尋ねられた。「羽田空港よ」というと「お前どこか行ってきたの?」という。
「主人が同期会とか出かける用事があるので下見に行ったの」と答えた。持って行ったケーキ屋のマドレーヌを食べた時、どうもポロポロと部分的に零れ落ちた。私はそれを片付ける。床に落ちた物を片付けていると、母はケーキ箱を上手に切ってそれを箒のように使ってみればとアドバイスする。
「ふ〜ん、確かに、うまく片付けることが出来た」知恵ある母に拍手!
それだけ長く生きてきているものね。こんな何気ない雰囲気が特別の母の日カーネーションと気張るよりもいい感じです。
「お母さん、元気が何より嬉しい。またね!」と別れた。