月日は流れる

神戸震災から今日で14年目がたつという。月日は流れる。
あの頃私は何をしていたのだろうか?
確か市の行政改革委員や女性プラン21懇話会委員などをしていたのだった。
その委員の中に、重い荷物を背負ってボランティアで神戸まで出かけた人がいたっけ。
私は特別のことはしなかった募金に応じたことくらいで。
あれから14年本当に早い。
その頃プロ野球のイチロウ選手は「がんばろう神戸」という文字をオリックスのユニホームに張って頑張っていた姿が目に焼きついている。
今はダイリーグマリナーズで大活躍している。
震災時の記念写真を届けたいとの思いで、震災時「写真屋」をしていた水野さん(75歳)という方が、成人式の為の写真を撮られた着物姿のお嬢さんたちの写真を手渡すことが出来ずにいた。震災後写真屋をやめてしまわなければならなかった。だが、26人の人の写真をぜひ手渡したいと、そのお嬢さんたちのゆくえを探し、たづね歩いていたということだった。
今年になって残った1人の人が判り、手渡すことが出来たそうだ。
その方は写真を受け取る引換証までしっかり持っていたという。
水野さんは「長年の肩の荷が下りた」と話していた。
写真を受け取った人は、当時を思い出すのはとても辛いことが多いそう。だけど、その写真は「一生の宝ものにしたい」と語ったという。