BOSTONかわら版からー性教育のことー

記事「自己抑制教育の効果を高く評価する全米の自治体」では1980年代から米国内で受け入れられ、連邦政府も支援してきた「性の自己抑制教育」は反対派のキャンペーンを受けて又、主要メディアも教育効果を黙殺するなど、厳しい立場に立たされた。
しかし、そうした中でも政府の助成金制度は存続。教育の効果を高く評価する自治体も多く、独自に援助を続けるという自治体もある。」と書かれていた。
結婚まで性交渉を行わないことを推奨する「自己抑制教育」と反対に世論が保守化する中、性に対する考え方も変化、性交渉の自由を謳う。「性革命」思想の知識偏重の「包括的性教育」と二分される。
現在も連邦政府の援助が続き「自己抑制教育は青少年政策に重要な位置を占めるであろう。」と自己抑制教育に絶大な信頼を寄せてAP通信記者は語っている。<BOSTONかわら版Vol.19より>
 一方、日本の現実はどうだろうか?性教育自体があまり前面に出されぬまま、又家庭における両親の威信もなく、適切な指導さえ出来ぬまま野放し状態ではないだろうか?
私の周り(キリスト教信者の子供たち)でさえ、最近「出来ちゃった結婚」が当たり前のようになっている。それを誰がどのように指導することも出来ぬまま、社会や学校、家庭が何も手だてすら打ちださない。日本人の「見て見ぬふり」の社会だと思っているのは私だけだろうか?今弟から送られた1冊のFree小冊子BOSTONかわら版でこのような真面目な問題がA4サイズ2ページにわたって取り上げられていることに驚きとともに好感を覚えた。日本の親たちよ「しっかりしろ!」と言いたい。