8月ー涼しい話??−

谷中霊園
もう3年くらい前のことでした。相棒の楽しみにお付き合いで東京の「講談師と行く怪談ツアー」に行きました。
善場貴子元NHKアナンサーが一緒に行動しました。20分くらい放映されると言うことだったが、結局は別のニュースが入り放映されませんでした。そうです。夏の涼しさを味わいに行った割には、「暑い、暑い、歩く,歩く一日でした。」豆腐料理コースの後20分の講談を聞くときに正座していたら足がしびれ、立つとき左足を少し捻挫気味、やっとやっと有名人のお墓「谷中霊園」なんか広いところを歩いてきました。幽霊画も拝見、四谷怪談のお岩さんのところが「怖い」と想像していたのですが、まったく白昼で怖いところはありませんでした
 最初に立ち寄ったのは「内藤新宿・太宗寺、閻魔像、奪衣婆像がある。
江戸六地蔵のひとつ「銅造地蔵菩薩坐像、高さ265cm。切支丹灯籠、さらに布袋尊像と三日月不動像、また、「塩かけ地蔵」のお堂があった。
外苑東通りから50メートル程入った閑静な住宅街に、場違いな赤い旗が立っている。ここがあの四谷怪談で有名なお岩稲荷なのだ。路地を挟みややずれた配置で、二つの社が向かい合っている。
 案内に依ると「お岩」さんは福を招き、商売繁盛の御利益があると言う。お化けのお岩さんに、なぜそんな功徳が…。 
台東区根岸の豆腐料理屋「笹の雪」で豆腐料理コースをいただく。ここは昭和天皇が愛されたと聞く。その後、講談「お岩の誕生」の一席を聞く。立ち上がると足がしびれて立つのが難しい。2歩目に左足が地に付かず、足をくじいてしまった。しまった!しいて言えば普段の生活が椅子の生活になってしまっていたからだろう。結局ビッコのような状態で以後のコースを回ることになる。その後、谷中の全生庵に行く。
全生庵臨済宗のお寺の名前。明治16年山岡鐵舟(1836〜1888)が幕末明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために開山し、建立されたお寺です。寺のなめの由来は、明治7年、倭夫か鐵舟が鎌倉建長寺の開山の蘭渓道隆襌師自筆の全生庵という額を人から貰い、これを書斎にかけておられたことによるとのこと。この道隆襌師が鎌倉に向かう途中、漂流し九死に一生を得て全生庵という庵室を建て閑居されていた旧跡であることが分かり、これを奇縁に感じ、明治16年全生庵を寺号とした。三遊亭圓朝(1839〜1900)、山岡鐵舟の墓、付録としてここには作曲家「叱られて」「春よ来い」等で有名な広田龍太郎の墓もあった。これらの墓は東京と指定の旧跡となっている。そしてそこでは三遊亭圓朝コレクション「幽霊画」展が行われていた。その後、谷中霊園へ到着。ここは歴史的にも大変有名な人々が眠っているようです。高橋お伝、川上音次郎、長谷川一夫横山大観鳩山一郎、第15代将軍徳川慶喜、ニコライの墓などが色々とあった。その後、小塚原回向院へ足を運んだ。ここも有名な人のお墓があった。腕の喜三郎、高橋お伝、鼠小僧、吉田松陰、など。最後に外神田にある平将門首塚。そこではもう、あたりは薄暗くなっていた。相棒はその塚に向かって手を合わせて何かしら祈っていた。涼しさを求めても・・・「暑い」ですね。