美しく老いる


先日、久し振りで90歳の方のお見舞いに行くことができました。
本当にご無沙汰ばかりしておりました。
元教師だった方ですが、お元気だった時は、「先生」という風が吹いてそれはそれは規律正しく、「これは間違っている」などとおっしゃる方でした。
いつまでも先生だったのですから仕方ありません。教会で子供を教える「日曜学校の校長先生」を30年もなさっておられました。
其の方が、転んで足を弱くされて、寝たきりになったおられるのです。
どうしておられるかと思っていましたら、脳はお元気でした。
何よりも姿が美しい白髪になり、とても穏やかなお顔、お話もやさしい声になっていました。「美しい老人」となっていました。
そんな人にお会いして、こちらの気分もなんだか幸せな気分になりました。