帰宅困難者へのベストな対処

台風の季節です。
15号が昨日は日本列島をものすごい雨と強風で各地に被害をもたらしました。
東北の震災で被害にあい、仮説住宅に入居されていた方々のところでも、床上浸水等があって、再度避難せざるを得ない状況でした。
今、日本は「試練」の時を与えられています。仮設住宅への被害は福島県郡山では,
阿武隈川が氾濫し、道路が川になって水があふれ出して、排水ポンプの能力がおいつかず、道路へ流れ出た。須賀川も川の氾濫、宮城県気仙沼、女川、でも。その方々は2度目の避難をしておられる。本当に「大変ですが、気力で!」と言いたい。
その台風は今日は北海道の根室などでやはり被害をもたらしていた。関東地方では今日は「台風一過」の晴れた朝となった。でも、夕刻にはまた雨が降り出した。
昨日、夕刻の首都圏では、電車、バス、タクシーに乗れない人々が、帰宅困難になり、駅周辺にあふれた。はじめ各駅では改札口をテープ?ロープ?でふさいでいた。ところが、東京都は「各鉄道会社に対して、困難者を閉め出さないで、駅で受け入れを考えてほしい」と要望した模様で、その後、JRが遅くに数本の電車を走らせ、真夜中の今朝1時ごろには新幹線の車両を開放して、人々の休める場所と提供した。
このことは大変「良かった」と思っている。多分、石原都知事の号令があってのことではないかと推測する。こうした時、リーダーシップある人の方向性ある指示が大変重要であり、これが効を奏したと私は評価したい。これもあの3・11の経験による教訓があったからでもある。