門脇小学校閉校式続き

今日の東京新聞に取り上げられていた。宮城県石巻市立門脇小学校のこと。
見出しは<震災に負けない母校へ誓う>「被災7の石巻・門脇小 142年で幕」。
記事では閉講式の模様とともに、「門脇小学校は、津波に伴う火災被害を伝える震災遺構として、県が保存を検討している。」ことも伝えられている。

私たち家族は石巻市水押しの引揚者住宅に住んでいた。この地区では2回ほど堤防決壊で洪水を経験している。1度は赤ん坊の私を梁につるしたり、またある時は家の外が洪水で1隻の小舟が通りかかり、「この人たちは子供連れだから乗せてください!」と近所の豆腐屋さん(?)が声をかけてくれて、小舟で一命を取り留めたという。またあるときも、小学校低学年頃の兄が「お母さん、水が足元来ている。」と家族に教えていた。その頃、床上浸水の経験が2〜3回あったという。それから、私たちは門脇の市営住宅に住んだ。姉、兄、私はそこから、この小学校へ通った。