不思議なおばあさん

今日、散歩を始めた途端、5軒隣の家の敷地から白髪の女性が出てきたので、
その家のおばあさんが見えたのかと思い「○○さんですか?」と声をかけました。
すると、「駅の方へ行くにはどう行けばいいのでしょうか?」との答え。
それにしても○○さんにしてはずいぶんと老けているなぁ・・と思っていましたが、人違いでした。
「私もそちらの方に行きますのでご一緒しましょう」と歩き始めました。
「ところで、あなたは駅から電車かバス等でどちら方面に行かれるのですか?」と聞きました。「電車には乗りません。」「ではどこにお住まいですか」「私は船橋に住んでいるのです。」「えっ!それでは今から行くところは何という地名ですか?」「中富です」「それなら、駅に行ってはかえって遠くなります。本当に「中富」でいいのですね。」「はい」「じゃあ、こちら方面に行きましょう」と往き先の方向へ足を向けた。自分は「新聞を配っている」というのです。確かに宗教に関係するものです。年令は自分で80歳を超えたと話しています。「呆け症状」かどうかは不確かです。
結局、線路を超えて、「マクドナルド」が目印というので、彼女は踏切を渡ってきたようですが、私としてはマックへ行くには跨線橋を渡るとすぐなので、其の方法を提案しました。
「階段は渡れる」というので、そこまで案内しました。
50分くらい歩きました。でも私の歩数計では4000歩です。彼女が先に行き先を「駅」と言っていましたが、その場所の信号には駅まで1・4キロと書いて有りました。
私と別れた彼女が果たして、本当に自分の行くべき場所へたどり着けるか少し心配でしたが、お名前もうかがっていないし、そこで別れました。
それにしても中途半端なお節介の私です。