「心の風邪」に気づいて欲しかった!

kasumi-maki2006-04-07

 川崎市多摩区のマンションで男児転落死が実は「投げ落とし事件」であった。
「殺したいから殺した」無職の41歳の男の供述。今年3月29日も清掃作業員の女性を15階から投げ落とそうとした。自殺願望が一転。他人の殺害を思い立った。
現場から逃げた後に半日近く所在不明となり、心配した家族が110番通報していたことが分かっている。警察は「心理状況分析のため臨床心理士をつけて捜査を進める」と報道。
◇この人は初め「リストラ」のため会社を辞めた。と言っていたが、勤めていた会社から「リストラではなく、長期欠勤などのため、本人からの依願退職であった」と発表した。また、「以前そのマンションの15階から飛び降り自殺をしようとしたが、怖くって、出来なかった」とも報道されている。
この人は、会社を止める前に、誰かに赤信号をだしていなかったのだろうか? 何が原因か分からないが、もしかして、この人がその時点で、「心の風邪」として心療内科や精神科を受診していたら。。と思う。残念なことである。
◇日本の現状は残念ながら、医者たちの偏見があると感じる。
内科医等医者自身が「心療内科」「精神科」に対して。人間を見る医者が、
患者のどこも触ろうとせず、声かけも無い。昔なら聴診器を持って、手でトントンとたたき、後ろを向いてごらんと更にトントンとたたく。医師と患者とは必ず、接する事があった。それが、科学、医学が発達して、医者は検査結果の数字とレントゲン写真とを見て。「どこも悪くありません」などと言う時代になってしまった。「真実の目を持って欲しい」
こんな事だから、日本全体と思うが、簡単に心の病気を診てもらいに行きにくい環境であることを憂える。
◇家族も大事
  このことを家族がどのように悩み、そう対処したか?多分奥さんは生計を維持するため働きに行き、それどころではない状況だったでしょう。外見は「仲の良い家族」と見られていたようだが。他人でおせっかいな人もいない。会社を辞める前なら、会社の上司がそれに気づき。。というパターンは今はないのだろうか?この家族も苦闘が辛い日々たっだ ろうし、一緒に考える人がいてくれたなら。。と思うと。残念である。
◇今の社会は、少し病んでいるのではないかと思う。