かあさんの歌

kasumi-maki2006-04-13

「母さんは夜なべをして、手袋編んでくれた。
 木枯らし吹けば冷たかろうと、せっせと編んだだよ。。。」
 母の裁縫箱(写真)丸い針山がある。その真中の布こそ。母が徹夜して私のために縫ったジャンパースカートの布。それは私が小学校卒業式の前の夜。朝までミシンを踏んで出来上がらせた。小学生の自分は必ずしもうれしかったかどうか定かではない。しかし、感心したことは覚えている。長男が大学卒業時らしい。布団を用意した。ふとん屋の配達伝票がある。聞いて見るとお店の名前まで覚えていた。長女の結婚の時用意した布団の配達伝票も以前入っていたのを覚えている。母の針箱は、母の思い入れのある、我が家の歴史の箱でもあったのだ。『卒業式の洋服は、ワンピースだったかもしれない。ジャンパースカートは残りの布で作って、妹が着ていたようにも記憶する。』
数十年たった今もそれが確かにある。それもすごい!と思った。母の愛を感じるのは、とても鈍かった私。ごめんなさい!そして、ありがとう!今、母が年を取っても「不屈の精神」などと自分に言い聞かせ「もう一度歩きたい」と希望を絶やさぬ姿に、ただ脱帽する。今日も笑顔の母に会えた・TVをかけ、スポーツニュースで「城島はイチロウと同じチームなの?」と聞くところなど、ダイリーグ「マリナーズ」に対する関心度は4年前と変わっていない。