川端康成文学賞・奇抜なタイトル話題 「ダダト」

kasumi-maki2007-04-26

東京新聞の記事で選考委員小川国夫氏(作家)の評が出ていた。
『「タダド」という題名が謎だが、「ぼろぼろになった人が、ぼろぼろになって何を得たか、そこに踏み込んで書いた小説で、虚無の奥を見つめた感じがある。よくやったと、満場一致で決まったと評した。」 「ダダト」の意味を探れば、2つの見方があるようだ。
Tattered=「ぼろぼろになった」伊豆半島の「多々戸浜」・・・読者の関心を誘う題名を提示できたのは、書き手の勝利だ。・・』という。 機会があったら、ぜひ読んで見たいものである。