届いた「絵葉書」から
今日札幌から届いた便りは星野富弘氏の絵葉書だった。
本当に字を書くことが少なくなって、漢字すら忘れかけ、書くのは機械に書かせているのである。何とか読めるのだが、
いざ自分が書くとなると結構書けなくなっている「漢字」がある。唖然とすることもしばしばのこのごろ。
それが手足の不自由な作者は筆を口にくわえて書いているというから、なんと見事なのだろう。と感心してしまう。
もっと字を正確に覚えることも大事だと言い聞かせる。
「国語辞典をひきながら
かいたてがみ
むずかしい漢字を
おぼえてしまいました
今はもう
あなたの顔を思い出すことも
できませんが
あの頃の文字はわすれません
蕗の董、奇麗、薔薇
・・・そして憂鬱
あなたの心のように
むずかしいつづりでした
ほろ苦い
思い出
富弘
」