お母さんの味噌汁できたよ！

ジャガイモに芋がら、昔、昔母が作ってくれたお味噌汁。
芋がらは、サトイモの茎を干した保存食のひとつ。水でよく揉んで、
ぬるま湯につけて戻した。子どもの頃、お手伝いで、それをしたことがあったが、よ〜くもまないと、戻し方が完全でないため、それを食べると、喉がチクチクするの。今日は大丈夫。お母さんが女学校で習ったという「金平ゴボウ」もできたよ。先日、久しぶりで会ったお母さん。おしゃれな素敵な母だった。いつもネッカチーフを首に巻いていたが、その時は、まるで本当のネッカチーフのように「青い」風呂敷をアクセントにしていた。「ふ〜ん。すごい！」と思った。そして発する言葉。「いつもありがとう！。こんなお世話かける人間になって、すいません。でもね。最近は『親のことに時間かけないで、自分のことをするのが、利口なんだって』と誰かの受け売りらしいが、、物分りの良いことを言う。。。
たくさんの子供を育てて、疲れがたまって、早くに老人になってしまった母だったが、その時の母はもう「老人」ではない一瞬だった。普通のお母さんだった。あの日は嬉しい会話と時間だった。